日本インスペックスの事業

非破壊検査って？

非破壊検査とは、文字通り物を壊さずに検査することです。表面や内部のきず、劣化の状況を調べる技術のひとつ。修理すべき箇所だけを判別できるので、コストや修理に時間をかけすぎることがありません。人間に例えると、痛いところをレントゲンで撮影し、医師が診断したうえで適切な治療へと進みます。同じように、設備にも放射線をあて、内面のきずを検出し、ピンポイントで修理を可能にするRT「放射線透過検査」という手法があります。設備を壊したり分解したりする必要がないため、不要な資材を投入せず機械や設備を維持することができます。つまり、持続可能な社会を目指すうえで環境保全にもつながっているということです。

どうやって検査するの？

現地（工場や施設）へ直接足を運ぶ「出張検査」と、当社所有の非破壊試験所に検査品をお持ち込みいただいて検査する「持込検査」があります。

PT（浸透探傷検査）、MT（磁粉探傷検査）、UT（超音波探傷検査）、UM（超音波厚さ測定）、RT（放射線透過検査）、CR／RT（コンピューテッド・ラジオグラフィシステム）、鉄筋探査が代表的な検査方法です。磁気を使ったものからX線や赤外線、超音波を利用するものもあります。製品の種類や検査してほしい内容によってさまざまですが、それぞれに応じた最適な方法で検査します。